有江's IT 4コマ漫画 【第160話:本を出します】

ITネタの4コマ漫画! IT向上委員会:有江が発信中!

4コマ漫画
どもども、有江です。


Google Apps(グーグル アップス)とは、メール、カレンダー、文書作成や表計算など、
Google社が提供する各種アプリケーションがパッケージになったサービスです。


Google Appsにパッケージされたアプリケーションは多数ありますが、その代表格と言えるのが、
Gmail、Googleカレンダー、Googleドキュメント、Googleサイトの4つでしょう。


その4つのうち、GmailとGoogleカレンダーを利用している方々のお話はよく聞くのですが、
GoogleドキュメントやGoogleサイトに関しては、いささか利用度が低いようです。


その理由としてよく耳にするのが「どう使ったら便利なのかよく分からないから」というものです。
つまり、非常に便利な機能があるにも関わらず、単に知られていないという理由で利用されていない
ケースが多々あるのです。そのうちの1つがGoogleドキュメントのフォーム機能でしょう。


Googleドキュメントのフォーム機能とは、非常に簡単にWebフォームを作成できる機能の事です。
これを使えば、「お問い合わせフォーム」や「アンケートフォーム」などを作り、
インターネット上に公開する事が非常に簡単に行えます。


お問い合わせフォーム


また、フォームから送信された内容は、Googleドキュメントのスプレッドシート
(Excelのような表データ)に自動登録されるため、入力された情報を
複数の方々で共有したいような用途に非常に向いています。


Googleドキュメントのフォーム機能


ただし、このフォーム機能には1つ大きな難点があります。それは、フォームから入力データが
送信された事を通知する機能がない事です。例えば、問い合わせフォームをネットで公開していれば、
問い合わせ内容によってはすぐに対応しなければならないケースも十分考えられます。
しかしながら、フォームから入力データが送信された事を通知する機能はないわけですから、
このような場合は、入力データが自動登録されているスプレッドシートの方を
定期的にチェックしなくてはなりません。


しかし、Google社は「Google Apps Script」(グーグル アップス スクリプト)という
Google Appsで色々な処理を自動化するための機能を公開し、これを使う事で、フォームから
入力データが送信された事を担当者に自動的にメールで通知できるようになりました。


スクリプトによる通知メール送信機能


問い合わせフォームの例以外でも、ちょっとした工夫によって Google Appsは
より強力なツールとなります。しかしながら、まだまだ新しい機能であり、かつ、
日本語での情報が圧倒的に不足しているため、なかなか普及していないのが実情です。
そこで「Google Apps Scriptを使って仕事の役に立つツールを自作してみよう」という
テーマで、仕事に使える便利ツールの作り方とその仕組みを一冊の本にしてみました。


Google Appsでつくる仕事便利ツール
~Google Apps Scriptで実践構築~



マイナビ(旧社名:毎日コミュニケーションズ)さんから11月26日に発売予定です。
新作の4コマ漫画もちょいちょい入れて、あまり固くならないように工夫しました。
是非とも、Google Appsのユーザーの方々に読んでいただき、
Google Appsをより活用するお役に立てばうれしいです。


ではでは。

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© 2011 Takahiro Arie