有江's IT 4コマ漫画 【第２１０話：予期しない字体の変化】
ITネタの4コマ漫画! IT向上委員会:有江が発信中!
どもども、有江です。
先日、知り合いの方から質問がありました。
「古いパソコンの時は何の問題もなかったが
新しいパソコンで会員名簿を印刷してみたら
名前の漢字がちゃんと出なくて困った」と。
よくよく聞いてみると「さかきばら」さんの
「さかき」の「ネ」の部分が「示」になって
しまって、どうやっても「ネ」にならない。
それもそのはず。Windows XPに搭載されて
いる日本語フォントはJIS90と呼ばれる規格
でしたが、Windows Vista以降、OSに標準搭載
される日本語フォントがJIS2004対応になり
ました。そのため、同じ日本語フォントを
使っていても Windows XP と Windows 7とで
字体が異なる漢字があるのです。
マイクロソフト社が提供しているJIS90規格の
日本語フォントを上書きインストールする事も
可能ですが、古い規格より、新しい規格の方が
登録されている文字数も増えており、メリット
よりデメリットの方が多そうな気がします。
そこで「榊」の場合は、Windowsに標準インス
トールされている「MingLiU」という中国語
フォントでしのぐのが手っ取り早いです。
少々見た目が異なりますが、まあ、許される
範囲ではないかと個人的には思います。
「榊」以外にも「祇」「葛」「溢」「鰯」など
も変更となっておりますので、字体にセンシ
ティブなお仕事をされている方は要注意です。
ではでは。